スマホの使いすぎによる意欲の低下
今回はスマホの使いすぎによる脳過労(オーバーフロー脳)について考えようとおもいます。
脳過労とはスマホの使いすぎにより、脳が認知機能、記憶力、そして意欲の低下を引き起こすというものです。
息抜きの為にスマホを使っていたはずが、息抜きどころかマイナスの効果を与えていた訳ですね。
ここで、しろがねの友人M氏を例にあげて考えてみます。M氏とは、しろがねが寮生活をしていた時のルームメイトで、このときは成績もクラスでも上位に位置する優秀な生徒でした。
そして、しろがねが寮を出て一人暮らしを始めると同時にM氏も寮の1人部屋を割り当てられました。
ところが、学期が始まって一回目の中間テストで彼は、赤点を5つもとってしまいます。
後で話を聞いたところ、テスト勉強のやる気がまったく起きず、テスト一日前ですらも勉強したかったそうなのです。
もちろん、彼と同室だったときはそれなりに勉強していました。
何が原因だったのでしょうか?
これは脳過労と関係があると考えます。
脳過労を防ぐ方法はボーとすることだと言われています。彼と同室だったころは、休みの日の午後、コーヒーブレイクと称してドリップコーヒーを淹れ、優雅な時間を過ごすことが習慣になっていました。この時間がいわゆるボーとする時間に等しかったのだと、私は考えます。
M氏に休みの日の過ごし方を尋ねたところ、一日中スマホをさわっているとのことでした。
つまりM氏の成績が下がった原因は息抜きの為にスマホを使っていたつもりが、実は意欲を下げる原因になっていたのです。
この事実を受けて、私は何もしない、ただボーとするだけの時間が、一般的には無駄だと一蹴される時間が、どれだけ大切だったかを思い知らされました。